臨床検査技師とは違う?臨床工学技士の役割

臨床工学技士とは、医療機器を取り扱うエキスパートのことで、病院内で医療機器の操作やメンテナンスを行うのが主な仕事です。

臨床工学技士と似た名前で臨床検査技師という職種があります。

とても名前が似通っている両者ですが、医療機器のエンジニアである臨床工学技士に対して、臨床検査技師は診断に必要とされる検査に関連する技術者というように仕事内容が全く違うので、混同しないように注意しましょう。

臨床工学技士になるためには国家資格に合格して臨床工学技士免許を取得する必要があります。

そのため、臨床工学技士を目指すのであれば、高校を卒業したら臨床工学技士養成課程のある大学や短大、そして専門学校などに進むことになります。臨床工学技士の国家資格の合格率は70%から80%となっているので、しっかりと勉強して望めば合格できる難易度となっていると言えるでしょう。

臨床工学技士の免許を所持している方の勤務先のほとんどは医療機関です。

8割以上の方が病院勤務をしているというデータもあるほどです。

しかし、中には医療メーカーや臨床工学技士の養成校で働いている方もいます。医療機関以外での就職の場合は、ある程度の機関臨床工学技士として働いた実務経験が求められることが多いので、まずは医療機関でしっかりと経験を積んでからキャリアチェンジを考えたほうが良いでしょう。病院内での臨床工学技士の仕事内容はとても多岐にわたるため、さまざまな良い経験ができるはずです。